鹿児島県の抱える大きな問題、離島医療について考えてみました。
鹿児島の離島医療データ集
鹿児島県内にある“医師が常駐していない離島”は、2010年現在で14にのぼります。
常駐していないだけなので医師がまったく派遣されていないとは限りませんし、1島で市町村というわけではないので無医村とも異なりますが、やはり島内で満足に医療が受けられないのは問題です。
ちなみに市町村単位でいえば、すでに鹿児島県に無医村はありません。
しかし、鹿児島のへき地医療を考える上で離島医療の改善が唯一最大の急務なのは間違いないでしょう。そこで、こちらでは鹿児島の離島医療に関する諸問題を細かく分析していきたいと思います。
現在の離島医療はどんな状態?
鹿児島の離島医療が苦戦している理由について紹介しています。自治体としての無医村はなくなりましたし、ほとんどの島に医師の派遣は行われていますが、まだ医師が常駐していない島も残されている鹿児島。
離島医療の現状と、今後の拡充の可能性について考えてみましょう。
離島の医師を確保するための試み
離島医療を支える医師を確保するため、鹿児島県や鹿児島大学は離島診療所の視察ツアーや離島実習などのプログラムを実施しています。
こちらでは、それぞれの医師確保プログラムについて細かい内容をご紹介ししていますので、是非ともご一読ください。
離島で働く医師を育てる~人材育成システムの紹介
鹿児島大学では将来にわたって離島医療に従事する人材を育成するために、定期的なシンポジウムを開いて方策を議論しています。このシンポジウムには、Dr.コトーのモデルとなった瀬戸上医師も参加したことがありました。
離島医療をより質の高いものに変えていくため、いったい何が出来るのでしょうか?
離島の看護師&医師を増やすために
“離島で仕事をしてみたい”と考えている医師や看護師は多いのに、実際に現地で長く働く人材はいっこうに増えていく様子がありません。こちらでは、その理由を医師&看護師サイドにあるものと、システム側にあるものに分けた上で考察しています。
これから人材確保を進めていく上で何を改善すべきなのか知っておきましょう。
離島医療を支援するための制度を紹介
鹿児島県に存在している離島医療支援制度について紹介しています。
鹿児島県立病院局の支援システムはもちろんのこと、鹿児島大医学部が提供している離島の小児科医療に向けたITカルテについても触れていますので、離島医療に関心のある看護師さんは是非ともご覧ください。